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世界3大美女のBEAUTY伝説 Cleopatra Vol.1 クレオパトラ 映画「クレオパトラ」(1963)より エリザベス・テイラー演じるクレオパトラ

紀元前というはるか昔。ローマの侵略から自国を守るため、“美貌”を武器に戦った女性がいる。世界3大美女のひとり、古代エジプトの女王クレオパトラ。ローマ軍率いる2人の男を虜にし、エジプトに「最後の繁栄」をもたらした。聡明で崇高、それでいて魅惑的な風貌で世の男性たちを魅了したクレオパトラのビューティ伝説に迫ります。

01.ビューティスト「クレオパトラ」≫Check
02.クレオパトラ「美の作法」≫Check
03.男を魅了したクレオパトラの「美」≫Check
04.クレオパトラという人物≫Check
紀元前にみせた驚きの先見力―― アイメイクの先駆者「クレオパトラ」」
映画「クレオパトラ」(1963)より エリザベス・テイラー演じるクレオパトラ アイラインで理想の目元へ導いたり、まつ毛の長さやボリュームをコントロールしてTPOに合わせた印象的な瞳を演出したり……現代女性にとってアイメイクは、美しく変身するための重要ポイント。クレオパトラは、そんなアイメイクの先駆者といっても過言ではない。

美に対して鋭い感性を備えていたクレオパトラは、濃いアイシャドウや太いアイラインなどで目ヂカラたっぷりの妖艶なアイメイクを好んだ。アイシャドウには砕いた宝石、アイラインは方鉛鉱の黒い粉を用いていたともいわれており、相当ゴージャスなアイメイクだったことは想像に難くない。

クレオパトラはまた、2000年以上経った今も注目を集める美容法やヘア&メイクをいち早く取り入れた“元祖ビューティスト”だった。30代にして10代の美肌を保っていたとされるクレオパトラが用いた美容法は、エステや美容整形外科、化粧品開発に採り入れられるなど現代美容に大きな影響を与えている。美肌効果が高いことで知られるミネラルを含んだ死海の化粧品製造まで目論んでいたという説もあるほどで、彼女の美に対する意識がいかに高かったかをうかがわせる。
絶世の美女 ビューティ伝説 クレオパトラ「美の作法」

実際にクレオパトラが行っていたといわれる美容法をご紹介! クレオパトラは現代の美容専門家やビューティマニア同様、努力や研究を重ねて自らの美しさをキープしていたのかもしれない。

様々な入浴で美肌対策

映画「クレオパトラ」(1963)より エリザベス・テイラー演じるクレオパトラ

カツラなどで髪型を工夫

入浴を好んだというクレオパトラは、リラックスできるバラの香油を垂らした入浴や、角質除去や代謝を高めるなど美肌効果があるとされるミルク風呂などを楽しんだという。

ボブにオンザの前髪はクレオパトラを象徴する髪型だが、当時カツラの技術が進んでおり、クレオパトラもカツラだったのではないかといわれている。また、宝石で飾るなどヘアスタイルに工夫を凝らした。

入浴後は香油でボディケア

百合の花の香水

クレオパトラは入浴後、保湿や引き締め効果がありシワの予防が望めるバラの香油を好んで使用したという。バラの香油にはホルモンバランスを整えたり、更年期のうつ的な気分を明るくさせる効果も。

古代エジプト女性は百合の花の香水をつくり、その研究には非常に熱心だった。クレオパトラも香水や香油などの匂いで周囲を魅了したに違いない。

自然成分でビューティケア

蜂蜜で無駄毛処理

蜂蜜やアロエなど美容に良いとされる自然の成分を、肌や髪、そして、爪に塗ったり、料理に使用していたという。真珠を酢に溶かして飲んだという説もあり、真珠も酢も、現代では美容界で注目の美容成分となっている。

古代エジプトで流行したといわれる「脱毛」。クレオパトラもカミソリや、砂糖・蜂蜜でつくられた脱毛剤で無駄毛を処理していたとか。

メイクにアイシャドウを採り入れる

乗馬でスタイルアップ!?

クレオパトラはメイクのテクニックに長けており、古代エジプト女性が研究して作り上げたアイシャドウを使用したとされる。アイシャドウは古代エジプトが発祥の地ともいわれるゆえんだ。

乗馬の名手だったクレオパトラ。貪欲に練習に打ち込んだとされている。結果的にスタイルアップやヘルスケアにひと役買っていただろう。

映画「クレオパトラ」(1963)より エリザベス・テイラー演じるクレオパトラ 人を惹きつける魅力の秘密 男を魅了したクレオパトラの「美」
クレオパトラは、外見的な美しさだけでなく、豊かな“知”に支えられた内面美を兼ね備えていた。特に語学力は数ヶ国の言葉を自在に操ることができるほどだったといい、斬新でユニークなアイデアや、自国を守るための強い意志などとともにクレオパトラの魅力を一層引き立てた。また、彼女の最大の魅力が“美声”。当時の著述家プルタルコスは「(クレオパトラの)声の響きは、聞いているだけで喜びだった」と賛美した。洗練された女性としての立ち振る舞い、宝石や香水を積極的に採り入れ、ヘアメイクにも工夫を凝らすなど、紀元前というはるか昔に、計りしれない魅力で周囲の男性を魅了した。
クレオパトラ流 男を魅了する3つの「美」キーワード
KeyWord
斬新かつ面白い聡明なアイデアで男性を楽しませる。 まるで音楽を奏でるような声で男性の心をくすぐる。 香りや宝石、髪型やメイクを工夫し美しさをアプローチ。
クレオパトラという人物 the Cleopatra's life cycle
映画「クレオパトラ」(1963)より エリザベス・テイラー演じるクレオパトラ

紀元前69年にエジプトの王家に生まれたクレオパトラ。父亡き後、18歳の若さで10歳の弟と結婚し共同統治するが、クレオパトラと高官たちの間に内紛が巻き起こる。そこへローマ軍のトップ、カエサルが遠征。贈り物の絨毯に潜み彼の前に現れたクレオパトラに、カエサルはひと目惚れする。

数ヶ国語を操り、科学や物理、音楽にも通じ、快活な性格で社交性を発揮したクレオパトラは、当時のローマ女性にはない魅力に溢れていたのだ。カエサルを利用してエジプト女王に返り咲いたクレオパトラは、彼との間に男児を授かり、ローマでは独裁執政官カエサルのもと、まるでローマ皇帝の妻のように扱われた。

そんな幸せも束の間、カエサルが暗殺される。後継者アントニウスはカエサル死後、エジプトへ逃げ帰ったクレオパトラに出頭を命じるが、もともと彼女の虜だったアントニウスはたちまち籠絡。ローマに妻を残しエジプトでクレオパトラと結婚する。その後、ローマ軍はアントニウスを追放しエジプトに宣戦布告した――。

この戦いでアントニウスはエジプト軍を率いて出陣したが敗れて自殺する。捕虜としてローマ軍に連行されたクレオパトラは、偉大な2人の将軍を弄んだことへの罪を問われることを恐れ、39年の生涯に自らピリオドを打ち、エジプト王朝は終焉を迎える。アントニウスとの間には3人の子供がいた。

エジプト女王としての地位と自国を守るため、美貌や才知を十二分に発揮したクレオパトラだが、ローマ史では悪女ともいわれがち。その生涯は、映画や小説で語り継がれ、特にエリザベス・テイラーがクレオパトラに扮した「クレオパトラ」(1963)が有名。最近ではモニカ・ベルッチがクレオパトラを演じた「ミッション・クレオパトラ」(2002)が映画化された。