まつげエクステ技術者養成基礎講座 Ver.6.1
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グルーは、空気中の微量な水分や、ヘアカラー剤から揮発するアンモニアガスにも反応して硬化するので、保管管理には十分気を付けてください。通常はグルーの説明書等に記載されていますので、必ず「未開封の場合と開封後」の使用期限の目安を確認してください。グルーはその特性上日々少しずつ劣化していくため、常に鮮度の高いものを使用し、1ヵ月程度で使い切るのが理想です。しかし、万一の紛失や不具合が発生した場合の予備として、開封せずに1ヵ月以上保管する場合は、12℃前後の温度設定が可能な化粧品冷蔵庫で保管します。ただし、化粧品冷蔵庫には、湿度を管理する機能がないため、湿度管理に十分注意する必要があります。また、家庭用冷蔵庫や冷凍庫に保管してはいけません。※グルーを一度開封した場合は、通常時の保管方法に切り替えてください。※グルーを長期保管することはできません。未開封のままでも、使用の期限は長いものでも3ヵ月程度です。※使用期限が表記されたグルーのご利用をお勧め致します。14施術環境に関する注意事項使用期限一般的に市販されている瞬間接着剤は、保管方法によっては1年以上経過していても使用できるものがありますが、まつげエクステ用のグルーは処方も異なり、また施術者の使用方法や保管方法によって劣化速度が大きく異なるため、使用期限の目安を定めています。各メーカーや製品によって期間の違いはありますが「未開封なら2~3ヵ月程度」「開封後は30~60日以内」というのが一般的です。開封後時間が経過すると、グルーがいつもよりドロドロする・グルーに人工毛をつけると糸を引く・硬化速度が遅くなるなどの現象が生じます。これは劣化が進行している状態なので、残量があっても廃棄してください。「中身が固まって使えなくなった」「開封後1週間しかたっていないのに持続力が急激に悪くなった」という事例もありますが、その多くは「キャップをしっかりと閉めていない」「キャップやノズルに付着したグルーを拭き取っていない」「使用環境に合っていない」という原因に由来します。保管方法グルーは通常、乾燥剤と共にアルミ袋に入れた状態で販売されています。湿気やアンモニアガスによる劣化を防ぐため、グルーの保管時にはノズルやキャップに付着したグルー・汚れを拭き取り、キャップはしっかりと確実に閉め、アルミ袋にグルー容器と乾燥剤を一緒に入れチャックを閉じ、冷蔵庫以外の暗くて涼しい場所(推奨保管温度:18~23℃)に立てた状態で保管します。未開封のまま1ヵ月以上保管する場合一般的な冷蔵庫では、温度が低過ぎるため『グルー容器内結露』や『低温状態』を引き起こし、グルーが急速に劣化する可能性があります。また、本来の性能が損なわれる可能性があります。もし化粧品冷蔵庫が手配できない場合は、予備として保管せず定期的に発注するようにしてください。ヘアサロン等でカラーリング又はパーマメニューと同じフロアで施術する場合、グルートレーに塗布したグルーが適切な施術環境時に比べ早く硬化することがあります。(カラー剤などに含まれる「アミン」などから揮発する微量のアンモニアガスにより、グルーの硬化反応が促進されます。これにより、グルートレーに塗布したグルーが短時間で反応し使用時間が非常に短くなる場合があります。)グルーの使用環境・使用期限・保管方法

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