まつげエクステ技術者養成基礎講座 Ver.6.1
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↓まつげエクステのトラブルなどまったくない・・・施術者や顧客には、それで当然と思っている人が大勢います。しかし、国民生活センターなどの消費者相談を受けている窓口には「お店の対応が悪い」「施術後、目が腫れた」など様々なトラブルの情報が寄せられています。主なトラブルの原因には「知識のなさ、未熟な技術、安全性を重要視しない商材の使用」そして「事前説明やカウンセリングの不足」が挙げられます。もう少し具体的に表現すると、トラブルの発生した根本的な理由は以下のことが原因です。① 衛生管理が出来ていない・ツィーザーの使いまわし・殺菌消毒知識が無い② 初めての方にメリットとデメリットを説明しない・電話対応が雑・カウンセリングをしない③ リスクやデメリットの認知度が低い④ 使いやすさ優先の間違った商材選び(持続性重視・外しやすさ重視)⑤ 施術者の間違った技術⑥ 未熟なスタッフが施術に入ったことによるトラブルとくに、②は予約時間が短い場合にも起こりやすいので注意しましょう。施術者が手を抜いてしまいがちな事項です。関連するのは、③の知識不足で、まつげエクステのリスクやデメリットを施術者が顧客に説明しない、説明できないことに起因しています。例えば食品なら「生もののリスク」は経験や情報から得られる知識が多いため、どのようなリスクがあるかは誰もが常識的に理解しています。自動車も同じで、間違った操作をすれば自分や他人の生命を脅かすリスクがあることは、たとえ免許を持っていなくても認識しているでしょう。また、多くの自動車事故の事例から、どのような場所、理由で事故が多いのかを知ることができ、それがトラブル回避に繋がります。このような情報量の多い事柄や歴史のある事柄に関しては一般的に誰もが「リスク、デメリットを理解している」といえます。それらと比較すると歴史も浅く情報量が少ないメイク方法であるまつげエクステは、一般的に誰もがリスクとデメリットを把握している訳ではありません。まつげエクステに興味を持ち施術を受ける人は、広告宣伝や口コミ等を通じてまつげエクステのメリットについては多くの情報を得ていますが、デメリットについての知識が少ない方が大半です。逆に興味のない人の中には、テレビや新聞などの報道によりネガティブなイメージを持っている方もおり、施術者にとってあたりまえであると思っていることでも、顧客にとっては「知らない」「誤解している」ことが多々あります。施術者には、メリットだけでなくデメリットもしっかり伝え、説明責任を果たす義務があります。説明責任義務遂行の場となる電話対応やカウンセリングは、万が一のトラブル回避も含め顧客の要望を満たすための大切な知識活用の場であるともいえます。電話対応やカウンセリングの重要性を意識し、その技術研鑚を日々心掛けましょう。154リスク(危険)とデメリット(欠点)を知るリスクとデメリットを伝える・理解する

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