まつげエクステ技術者養成基礎講座 Ver.6.1
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グルーは通常、知識のある人もしくは知識のある人の指導の下で使用するといった、プロまたはプロを目指す練習生向けの特殊なものです。一般家庭用品や化粧品と同等に扱われるものではありません。化学物質に過敏な体質の方は「くしゃみ・鼻水・かゆみ」などの花粉症と同じような症状を引き起こすことがあります。ホルムアルデヒドに対して過敏体質の方には施術出来ないことを知っておかなければなりません。※松風のグルーはホルムアルデヒド試験(MATSUREN自主基準)をクリアしています。尚、グルーが増粘硬化していく際に生成される極微量の揮発物質は主にホルムアルデヒドではなく、シアノアクリレート(シアノアクリレートモノマー or ポリマー)そのものです。グルーは劣化すると普段より粘度が強くなったり、容器を手で振っても混ざらずに分離した状態になります。また、持続力低下の原因となります。※グルーの劣化については、グルーの種類や劣化した原因によって硬化後の状態が異なる場合があります。ホルムアルデヒドは、住居の中や自然界の多くに存在する物質です。一般的にはシックハウス症候群の原因となる物質のひとつとして知られています。濃度によっては皮膚や粘膜に対して刺激を及ぼす物質であることから、化粧品にはホルムアルデヒドを使用することはできません。また、家庭用品の肌着、つけまつげの接着剤などには「発生量75ppm迄(有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律より)」という数値の基準があります。ホルムアルデヒドは、シアノアクリレートが硬化した後にもごく微量発生する場合があります。そのため、グルーはホルムアルデヒド試験に合格しているものを使用しなければなりません。まぶた周辺は、人体の皮膚の中で最も薄く、刺激に対して敏感に反応します。また、グルーの使用は粘膜付近で行うため慎重に施術を行う必要があります。施術によるリスク(万一の危険)をいかに回避するかを考えましょう。例1) 顧客のおでこの上にグルーや人工毛を乗せて施術をしない例2) 顧客の顔の周辺に道具を置いて施術をしない例3) 下まぶた保護テープ上でグルーの量を調整しないなど、施術時の基本ルールは正しく守りましょう。施術者は持続性を高めるために、強力なグルーを選択してしまいがちですが、持続性が高いグルーほど刺激が強く慎重に扱う必要があります。リスクを減らすため、グルーのみに頼らずに持続性を高めるテクニックを覚えましょう。例えば、洗顔はお湯よりも水、クレンジングは、まつげエクステメーカーが推奨するマツエク対応クレンジングを使用するなどのアフターケアを顧客に実践していただくことも持続性を高めるコツです。他にもこのようなコツやテクニックはたくさんあるので実践しましょう。劣化16ホルムアルデヒドについて(methanal:CAS50-00-0:formaldehyde:CH2O)硬化したグルーの画像正常なグルー(例)完全に硬化できず表面がネバネバしている分離したグルーが硬化した状態トラブルを起こさないために

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