まつげエクステ技術者養成基礎講座 Ver.6.1
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形状記憶性に長けており、確実に加工すると長期間変形しにくく、耐薬品性にも優れています。現在、主流である1本のまつげに1本の人工毛をつける「1by1装着」にはこの素材で出来た毛を使います。PBTは、特殊な機械で一定時間加熱乾燥することでカールをつけています。又、最近ではこのPBTに銀イオンを配合した抗菌機能を持つクリーンラッシュと呼ばれる人工毛が登場し、更には、希少価値の高い本物のシルク(ナノフィブロイン・シルクフィブロイン)を配合した、アイメイクの邪魔をしない濃くマットな質感の人工毛も登場しました。施術時の衛生管理の徹底と共に、広く普及しつつあります。ポリエステルと表現されることの多い素材です。「フレアタイプ」と呼ばれる複数本の毛束状人工毛などに使用されることがあります。ヘアエクステンションやウィッグなどに多く見られます。比較的低温で変形しやすいのが特徴です。「ミンク、キツネ、リス、イタチ」などが微量流通したことがあります。毛によっては申し分のない艶と質感(やわらかさ)が得られるというメリットはありますが、天然素材のため「長さ、カール、太さがバラバラ」で実際の使用は難しく採用されることは滅多にない素材です。主にヘアエクステンションにも使用される人毛を加工したものです。獣毛や人毛はたんぱく質であるため、燃やしたときに出る特有の臭いで素材の判断が概ね可能です。人工毛の素材、ポリブチレンテレフタレート ( PBT ) とは現在の主流となっている人工毛はPBTという素材で作られています。別名「形状記憶繊維」と呼ばれ、形状変化させた状態を維持する能力の高い繊維素材で、耐薬品性、耐熱性にも優れています。この特徴を生かし、ガラス棒やアルミ棒などに繊維を巻きつけ、一定時間熱加工してカールをつけます。通常、真夏の太陽にあたっても簡単には変形しませんが、稀に熱くなった状態で圧力を加えて急に冷やすとカールが強くなったり、弱くなったりすることがあります。また、熱加工処理の時間や温度の微妙な誤差によって、形状記憶力が弱まり、カールにバラつきが出ることがあります。最近では、世界で初めてPBTに銀イオンを配合した抗菌機能を持つクリーンラッシュと呼ばれる人工毛が登場し、更には、希少価値の高い本物のシルク(ナノフィブロイン・シルクフィブロイン)を配合した、アイメイクの邪魔をしない濃くマットな質感の人工毛も登場しました。施術時の衛生管理の徹底と共に、広く普及しつつあります。不衛生な状態で保管されがちであった衛生管理の難しい人工毛でしたが、クリーンラッシュの登場によってトラブルの減少が期待されます。29人工毛の素材・ ポリブチレンテレフタレート( PBT )●ごく稀に市場に流通するその他の素材・ ポリエチレンテレフタレート( PET )・ 塩化ビニール( PVC )・ 獣毛(イタチ系の動物の毛・たんぱく質)・ 人毛(髪の毛・たんぱく質)※人工毛には様々な商品名がついています。例えば、シルク、ミンク、セーブルなどと呼ばれるものがありますが、通常これらは全て「PBT」が使用されています。この商品名を素材名と誤認しているサロン、施術者はかなり多く見られます。トラブルを起こさないために

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