まつげエクステ技術者養成基礎講座 Ver.6.1
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人工毛を2本使用し、その2本の毛を根元で固定した「 Yの字(写真左)」のものがあります。その他、2本や3本の毛を根元で固定し先端の長さを段違いにしたものもありましたが、品質面に難があり現在は販売されていません。人工毛が束状になっているタイプでは、複数本を結んで扇状に広げ、弱めのカールがついたインディビジュアルフレア(通称フレア・写真中央)と、インディビジュアルシングル(写真右)などがあります。近年では、知識技術の未熟なサロンの時間短縮低価格メニューなどで使われ、粗雑な施術によりトラブルが増加しており、急激にその利用数は減少しています。Yタイプ1本の地まつげに1本の人工毛「1by1装着」がまつげエクステの基本レギュラーシングルの人工毛を1本の地まつげに1本ずつ装着する「1by1装着」が現在のまつげエクステの基本です。1本ずつ綺麗に装着することで自然なまつげが出来上がります。複数本タイプを使用して施術するサロンは少なくなってきましたが、未だに料金値引きや施術時間短縮のために使用しているサロンもあります。レギュラーシングルと比べるとデザインや質感・装着感が異なります。フレアタイプはポリエステルや塩ビなどで作られるものが多いため熱にも弱く、太陽光などで変形するものもあります。また、レギュラータイプの主な素材であるPBTと比較すると毛の形状維持期間が短いこともわかっています。プロ向けに流通している人工毛の価格は様々です。製品の質はもちろん原材料や生産国などによって原価が決定されます。サロンに卸す価格は、1本0.5円~1円以下のものが今の相場です。生産国は、ベトナム、中国、インドネシアが製造の大半を占めていましたが、日本では毛に高度の品質や機能性を持たせる研究が進んでおり、従来の海外製にはない機能性を持つ人工毛が2011年に登場して以来、更に新たな製品の提案が行われています。人工毛の選択は顧客のリピート率にも影響します。安全を考慮し、顧客のニーズに合わせた人工毛を選択するようにしましょう。31・複数本タイプ●最近は使われなくなった形状フレアタイプ複数本タイプの誤った使用は様々なトラブルを引き起こす原因となります。例えば、人工毛に塗布するグルーの量が多いと隣同士のまつげが同時に固定されまつげの代謝を妨げることになります。結果としてまつげの減少を引き起こす可能性があります。シングルタイプKey points トラブルを起こさないために

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