まつげエクステ技術者養成基礎講座8.0
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{視神経【マイボーム腺】右眼水平断面図(上から見たとき)いわゆる白目にあたり、目の形状を保っている部分です。不透明で固く丈夫な膜になっており前面は角膜に繋がっています。色素を持っており、日本人ならば茶目にあたる部分です。虹彩には、筋肉があり光の量によって瞳孔の大きさを変化させます。虹彩の中央にある丸い孔で、光の入口となっています。瞳孔は、光が多く明るいところでは小さく縮み、暗いときは大きく広がって目の中に入る光の量を調節します。【水晶体】眼球に入った光を屈折させ、網膜に像を結ぶレンズの働きを行ないます。弾力性があり、毛様体、毛様体小帯と連動することで厚みを変えピントを調整します。通常水晶体は、遠くにピントが合うような厚さをしていますが、近くを見るときはさらに厚くなってピントを合わせています。目に入った光を受け取る部分です。網膜はいくつもの細胞で構成された無色透明な膜になっており、その中に明るさや色を感じる「視細胞」があります。光は視細胞から電気信号となり脳に送られ、そこで像が認識されます。視細胞には、光に敏感で暗い場所での弱い光を感じ取る「桿体細胞(かんたいさいぼう)」と、色彩や形をはっきりと認識し網膜の解像度に関係する「錐体細胞(すいたいさいぼう)」の2種類が存在します。眼球内の大半を占める組織です。透明なゼリー状で99%が水でできています。涙を分泌している組織です。上まぶたの外側に位置し、まばたきの際に目の表面に涙を送り出しています。睫毛の内側にある分泌腺で、涙に含まれる成分の一つである油性成分を分泌しています。網膜の中心を黄斑といい、ピントが最も合う部分で、錐体細胞が多く集まっています。【中心窩】黄斑部の中心です。錐体細胞しか存在せず、網膜の解像度が最も高い部分です。網膜で受けた電気信号を脳に伝えている約100万本からなる神経線維です。視軸・視線光軸内直筋強膜脈絡膜網膜黄斑部中心窩外直筋目の構造は、カメラの構造に似ています。カメラは、光を取り入れるフィルター、光の量を調節する絞り、ピントを合わせるレンズ、像を焼き付け写し出すフィルムがあります。目の場合も、光が最初に入る角膜、光の量を調節する虹彩、ピントを合わせる水晶体、そして像を結ぶ網膜があります。網膜の外側には、不要な光の反射を防ぐ暗幕のような脈絡膜があり、さらに一番外側は、強膜という丈夫な固い膜に覆われており目の形を維持しています。57【 強膜 】【 虹彩  】【 瞳孔 】【 網膜 】【 硝子体 】【 涙腺】【 黄斑 】【 視神経】目の構造について

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