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湿度の高い梅雨時期から夏にかけてのマツエク施術で気をつけることとは?(1)

2020年6月30日

2020年の梅雨入りは平年より遅く、短期間で梅雨明け。総雨量は平年並みが多いとのこと。
梅雨は湿度が高くジメジメとしているためマツエクにとっても湿気は大敵。グルーは水分に弱いことから、マツエクの持続力に影響してしまうと言われています。では、梅雨の季節でもお客様にマツエクを楽しんでもらうためにどのような対策が取れるでしょうか。
今回は記事を2回に分けて、マツエクの施術における梅雨~夏場の対策を再確認していきましょう。

日本の梅雨

梅雨の始まりは「梅雨入り」、梅雨の終わりは「梅雨明け」と呼ばれています。毎年、梅雨入りと梅雨明けの日にち、そして期間は異なります。

※データ参考:国土交通省 気象庁「昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値)」

梅雨の期間はだいたいどの地域でも1ヶ月~1ヶ月半程度。マツエクのリペアは3~4週間が目安であることから、サロンに定期的に通われているお客様であれば、梅雨の期間中にリペアのタイミングが訪れる人がほとんどと言えますね。

梅雨が与えるグルーへの影響とは

松風お客様相談室へお寄せいただいたご質問

▲質問
グルーの完全硬化時間は、気温や湿度の影響も見越して設定されていますか?例えば、気温が低い・乾燥している等どんな環境下でも1時間(2時間)で完全に硬化しますか?
●回答
グルーの完全硬化時間は、その使用環境(温度:25〜28℃/湿度:40〜70%)を前提に設定されています。
上記の環境と大きく異なる場合(湿度があまりにも低い状態など)では、硬化に必要な水分が少ないために硬化速度が遅くなり、持続性や強度を弱めることになりますので、注意が必要です。
なお、松風のグルーの完全硬化時間は1時間もしくは2時間です。詳細は、グルーの製品ページをご覧ください。

この時期は特に気を付けたい、白化現象について

梅雨時期にはグルーの白化現象にも注意が必要です。
まつげエクステ用グルーの主成分であるシアノアクリレートが液体から個体になる段階で発生する白い物質は蒸気(シアノアクリレートポリマー)と呼ばれ、まつげエクステの装着表面に付着すると肉眼でも確認できる状態となります。いわゆる「白化現象」です。
主な要因としてグルーの硬化時に必要以上の水分がグルーに接することにより白化します。
白化現象が起きてしまうと、1度マツエクをオフしない限りは、白く濁ってしまった部分を直すことはできません。
白化現象について知識のないお客様であれば、アイリストの技量を疑ってしまうこともあるかもしれませんので、サロン環境を整えることもアイリストにとって大切な仕事のひとつと言えるでしょう。

通常時のグルー保管方法

まずは、松風が製造・販売するグルーの通常時の使用期限と保管方法についておさらいしましょう。

1.使用期限

(マザーグルーシリーズ)
1) 未開封のまま : 2ヶ月程度(未開封時の使用期限を外装アルミ袋及び容器側面に表示)
2) 商品到着後即日開封 : 開封後30日以内
(ギプスグルー及びマイスターグルー)
1) 未開封のまま : 2ヶ月程度(未開封時の使用期限を外装アルミ袋及び容器側面に表示)
2) 商品到着後即日開封 : 開封後60日以内
※保管状況により使用の期限及び持続力は異なります。
※容器は絶対に移し替えないでください。
※本品以外の接着剤とは絶対に混ぜないでください。
※一度硬化したグルーの再利用はできません。

2.保管方法

湿気による劣化を防ぐため、グルーの保管時にはノズルやキャップに付着したグルー・汚れを拭き取り、キャップはしっかり確実に閉め、乾燥剤を入れたアルミ袋にグルー容器を収めてチャックを閉じ、直射日光を避け、涼しい場所(許容範囲:18~28℃)に立てた状態で保管します。
グルーキャップを閉める際の注意資料をご確認ください。
⇒グルーキャップを閉める時の注意点
※グルーはその特性上日々少しずつ劣化していくため、常に鮮度の高いものを使用し、開封後は1ヵ月程度で使い切るのが理想です。
【未開封のまま1ヵ月以上保管する場合】
万一の紛失や不具合が発生した場合の予備として、開封せずに1ヵ月以上保管する場合は、12℃前後の温度設定が可能な化粧品冷蔵庫で保管します。
ただし湿度管理機能の無い化粧品冷蔵庫においては湿度管理に十分注意する必要があります。
※一般的な冷蔵庫では、庫内温度が低すぎるため『グルー容器内結露』や『低温状態』を引き起こし、グルーが急速に劣化する可能性及び本来の性質が損なわれる可能性があります。もし化粧品冷蔵庫が手配できない場合は、予備として保管せず定期的な発注でご対応ください。

高温多湿時期のグルー保管について

では、梅雨時期のマツエクの施術において具体的にどのような対策を取ることが有効なのでしょうか。
夏場のグルー保管には、高温多湿を嫌うグルーの性質上、どのように保管すべきか迷われる点も多いかと思います。
湿度が高くなりやすい梅雨の季節は、空調をドライ設定にしたり除湿器を設置したりするなどして、グルーの硬化に適正な湿度を保てるよう注意しましょう。部屋ごとに温湿度時計を置いて確認するようにしましょう。

グルー管理について

松風では容器の結露によるグルー劣化のリスクを軽減するために、家庭用冷蔵庫での保管は推奨しておりません。理想的な保管環境として直射日光を避け、涼しい場所(許容範囲 18 ~ 28°C)を推奨しています。しかしながら、真夏日や 猛暑日が年々増えている昨今、デリケートなグルーの保管方法には特に気を配っていただく必要性が高まっています。

梅雨時期から夏場のグルー保管

~結露・劣化を防ぐ方法~
高温多湿に弱い性質を持つグルーは、保管場所にも気を配らなければなりません。
サロン内ではジメジメと蒸し暑い日もあることから、冷房は欠かせませんよね。しかし、営業時間を終えて冷房を切ってしまうと、徐々に室内温度は上昇してしまうことに。
湿度においても、空気の循環が悪くなることから、温度上昇に伴って高くなってしまうと考えられます。

松風が推奨する保管方法

容器への結露の問題から、グルーは1年を通して常温保管を推奨しています。ただし室内が常温を超え、高温になる場合は、グルーの増粘が進みグルー劣化のリスクが生じる可能性があります。そういった理由から、サロン閉店後や定休日等グルーが長期間高温にさらされる際は、一時的に冷蔵庫で保管をされる方もいます。しかし冷蔵庫 でのグルー保管は安易に行うべきではなく、下記のように様々なご傾注が必要となります。また、冷蔵庫は家庭用冷蔵庫ではなく、18°C前後の温度設定が可能なグルー専用冷蔵庫を用意しましょう。

夏場のグルー保管ダウンロード資料をみる

まとめ

グルーは環境変化に敏感であり、扱い方や保管方法を間違ってしまうと硬化速度や質にも大きな影響を与えてしまうこともあります。
特に、梅雨~夏場の季節は温度や湿度が極端に偏りやすいことから、扱い方には十分注意が必要です。
次回は、梅雨の時期の施術時の具体的な対策についても考えてみましょう。

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