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9月はお休みをいただいておりました 三本松

2014年10月2日

いつもありがとうございます。三本松です。

 

私ごとですが、9月は前半から29日まで病気療養のため少し長いお休みを頂戴しました。

まだ完全復帰ではありませんが、おかげさまで短時間の打ち合わせやパソコン仕事をリハビリ的に始められるようになりました。

 

後半に皆さんが興味をお持ちの情報を2つほど記載しております。

お急ぎの方は本文の中段からお読みください_(._.)_

 

 

実は生まれて初めて病院に入院したのですが、入院を決めた今年の6月頃は「入院中も仕事はしなければならないため、相部屋では他の方にご迷惑をおかけするので個室にしよう」と考えていました。

 

 

しかし直前になって、その病院には個室はあるものの「患者は皆平等・個室も相部屋も同じ料金だが個室は病状等の種類によって個別に指定されなければ入れない」ということから私の場合は相部屋(4人)になりました。パソコンや電話が出来ないのは困るなぁと思いながらも信頼する主治医のいる病院なので方針に従うことにしました。

 

 

松風は得意先や取引先を取引期間や貢献いただいている度合いによって区別も差別もする方針ですが「人を平等に扱う」「個室でも料金は同じ」というこの病院の方針は嫌いではありません。

 

ということで、入院中の仕事は「パソコンは使わない、電話はしない、頭の中で出来る仕事を中心にしよう」という決断をしました。

 

(結果は「スマホとタブレット端末があれば、それなりに仕事ができてしまう」ということが実証されました。気持ちなどの感情をしっかり伝えるには電話や面談は欠かせませんが、私の場合は50%程度の仕事はできてしまうことが実証されました。)

 

どうしても気になること・・・

「どういう人がどういう場合に個室に入るのか?」

 

、入院したらすぐに答えが出ました。

「昼夜かまわず叫ぶ人」

 

「昼夜の看護が回数多く必要な方」

 

前者は笑えない問題を抱えているとして、他にも理由はたくさんありました。

そういった方は個室であるべきだということが理解できました。

 

そんなことも含め入院期間中は色々なことを勉強させていただきました。

 

ドクター・ナース・クライアントの関係、院内の衛生管理の方法や実態、想像どおり大変な仕事であること、おおまかにはそんなことで学んだことが非常に多かったです。

看護師さんのマツエク割合が多かったことが想像を超えていました(笑)

まさに「職場における無理のない身だしなみの為のマツエク」は今後益々定着していくであろうことを再認識しました。

看護師割引DAYとか看護師向けメニューとかも導入しているサロンがあるという話は聞いていましたが、病院や医院がサロンの近くにある方はご一考いただいてはいかがでしょう。

 

しつこいようですが、非常にたくさん勉強できました。

 

今思うと「美容院と病院の関連性を体験の為の病院宿泊型研修」みたいなものでした。

 

それぞれをサービス業としてとらえてみた場合に「かかりつけ」「安心」「信用できる」といったクライアント心理的なことの他、衛生面でも「病院と美容院」は共通点の多いサービスです。

 

多くの事が美容の仕事に置き換えて考えさせられます。

そして今回も色々考えさせられました。

 

松風が「医療分野で使用される器具や消耗品などのツールを美容室向けに販売している」ことはご存じの方も多いと思います。オートクレーブなどの機器の他、ペーパートレーやコットンなどの消耗品も医療の場面で使用されるものを販売しています。

 

松風が何事にも「エビデンス・根拠」を最重要視していることは本物志向の皆さまならご存知かと思います。

 

医療用の場面で使用される道具は製造環境や製品などに最低限の安全性の担保があります。

医療系の機械や用具は、品質面はもちろん研究開発・安全確認・工場設備点検等の余計な支出が少なくて済むというコストメリットがあります。

松風はメーカーですから本来なら自社製品を発売したいところですが、消耗品でサロンに余計な負担をさせてしまうよりも医療系の製品を販売している方が良いと判断し、現在はそのようにしています。

 

 

医薬品は美容所と関係ないので松風では扱いませんが、医薬品というのは作用や副作用などが明確です。サプリメントや化粧品で薬事法違反的な効果効能を訴求している広告などをみかけることはおありではないでしょうか?そういったものは良いことばかり書いて悪いことは記載しません。よって医薬品のようなリスクは表示することはありません。

 

医薬品といえば、病院でこんなニュースを見ました。

 

睫毛貧毛症治療薬

まつ毛フサフサ?国内初の薬 緑内障治療薬で「副作用」

http://www.asahi.com/articles/ASG9L42YJG9LULBJ004.html

 

 

ご存じの方も多いと思いますがグラッシュビスタという製品名で販売されることになるようです。

 

 

「睫毛貧毛症治療薬」というのは本品が日本初の認可を受けた製品のようですが、眼科ではすでに「エクステ危険 安全な眼科のまつげ育毛」という広告をみかけることがありました。

ご存じの方も多いのではないでしょうか?

 

実際の緑内障の薬の副作用リスクを考えると

「稚拙なマーケティング戦略を実行する眼科医もいるもんだなぁ」

と思って見ていました。

 

 

美容サロンと同じように、医者や病院にも色々な人がいて色々なサービスがあります。

この薬が出たことによって眼科の全員が「マツエクより安全」というような売り方をするのか?というとそんなことはないでしょう。

モラルある医師や病院ならそんな安易なキャッチコピーで薬を販売することはありません。

 

 

本当にまつ毛が少なくて困っている方に対する治療として使われることはあるでしょう。

 

まつ毛が少なくて治療するレベルかどうなのかの判断を検討する医師と、ほしければだれでも処方しますという医師に分かれるのだろうなとは思います。固定観念だらけの私の脳では「美容クリニックが治療を断っている姿」は容易にはイメージできません。

 

これについては、たくさんの方から質問を受けております。正直なところ質問の多さに困っています。

 

その時の私の回答は

 

 

Q「マツエクが無くなる?」

A「長期的に見れば良い影響はあっても悪い影響は無いと思います。」

 

 

Q「グラッシュビスタは安全ですか?」

A「それは信頼できる眼科医にご質問いただいた方が納得いただけると思います。」

 

 

Q「副作用が色々あって確立も高いと聞いたのですが」

A「症状別病気別の発症確率は定かな情報を得ていない為把握しておりませんが、副作用がたくさんあることはホームページにも書かれていますのでご覧いただいたらいかがか?」

 

 

Q「メラニン増加で皮膚が黒ずむ可能性があると聞きましたが本当ですか?」

A「ホームページには、塗布を中止すると戻る可能性があるとかいてあるようです」

 

 

とにかく製品について少しでも知りたければホームページをご覧いただいては?

 

 

というようにお答えしています。

 

 

※QA形式にすると冷たい感じになりましたが、面倒くさいとか、はき捨てるように言っているわけではありません。

 

 

マスコミの取材に対して大学教授の先生は「元々点眼する薬なので、エクステに比べれば目への障害は少ないのではないか?」と話されていることを伝えてします。

 

「目への障害は・・・」という点に注目し「目以外は話が別ということ?」と受け止める方もいらっしゃるのは必然でしょう。

 

 

私は、この製品をどう思うかということや、この製品の売られ方の実態がどうであったとしても判断する立場にありませんので否定も肯定もしません。

 

 

ですから私に真意的なことを聞いても仕方ないと思ってください。

 

 

本製品は医薬品です。よって、作用だけでなく副作用も詳細に情報公開されます。

その作用と副作用をご覧いただいてご自身で判断いただくようお願いします。

 

http://vst-beauty.jp/glashvista/consumer/pc/caution/index02.html

 

 

 

 

そういえば!

 

点眼で思いだしました。

 

 

最近

「アイボンは使っていいですか?」

「アルガードは使っていいですか?」

「リセは・・・」

 

といった製品名での具体的なご相談をいただきます。

 

 

「絶対ダメという根拠が明確なわけでもなく、絶対安全という根拠もない」

というのが現状です。

 

 

しかし、実際のところは眼科の先生への取材などの結果から以下のようにお伝えしています。

 

 

■アイボン→洗眼薬

「普通に一般店頭で販売されているものですので明確に「使ってはいけない」という根拠があるわけでもないため「使ってはいけません」とは申しませんが、逆に使えとは「絶対」に言いません。

 

 

■アルガード・リセ→点眼薬

点眼薬なので問題はありません。

 

 

もし、いずれも「まつげが目に入ったとか異物を洗い流したい」という「洗眼目的」で有る場合、コンタクトレンズをしている方が使用するような人工涙液(安い)がお勧めです。

 

話があっちこっちに飛びましたが、参考までにこれらも覚えておいてください。

とくにエデュケーターインストラクターの方は、生徒さんや後輩の方々に聞かれた場合に同様の対応をいただきますようお願いします。

※10月の試験で出るかもしれません・・・。

 

 

治療のために入院したことはもちろん、このような形で色々勉強することが出来るのも皆さまのおかげです。

 

消費者がいてサロンがあって、松風を贔屓にしてくれる先生方がいて、松風をお世話してくれるたくさんの方々のおかげです。

 

病院にクレームをつけるわけではありませんが、禅寺で修行したころを思い出すような質素な食事、先は長くないと言いながらも明るく語り合う相部屋の患者さん達、朝早くから深夜の夜勤まで様々な病気で入院している患者を休憩時間もほとんどないのに常に笑顔の看護師さん達、たくさんの学びがありました。

 

 

人として大切な感謝の気持ちを深く思い出させてもらいました。

 

それらの学びは松風の仕事の中でも反映させていきます。

 

 

たくさんの方に支えられ働かせていただけることに感謝し、奉仕の精神を忘れず、人の喜びを活力として努力する所存であります。

 

 

入院感想文みたない「10月の三本松ブログ」となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

感謝

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