施術者必見!まつげエクステに関する質問~疑問をすべて解決するQ&A特集~
2025年5月7日
まつげエクステの施術は、技術と知識が求められる繊細な仕事です。
施術者として、自信を持って顧客に対応するためには、よくある質問に対する理解が欠かせません。
また、顧客から寄せられる質問に的確に答えることが、施術者としての信頼を築くカギとなります。
この記事では、施術者向けにまつげエクステに関する質問をピックアップし、「このような質問が来た際にはどう回答すればよいか?」という視点でQ&A形式でお伝えしますので、ぜひご参照ください。
目次
まつげエクステに関するQ&A
Q.MRI検査予定があるのですがまつげエクステはしてもいいですか?
A.MRI検査に臨む際には、まつげエクステを外していただくようお願いいたします。
弊社のまつげエクステ専用グルーの成分としてはいわゆる化粧品の原料のような形での鉄分は含まれておりません。
(化粧品の場合は酸化鉄等の成分がマスカラ、アイライン、UVケア商品などに含まれることがあります)
しかしながら、鉄分という表現においては微量ミネラルレベルのものも指しますので、(製造工程での装置等も勘案した場合)100%含まれていないという保証はできません。
化粧品などと同様で製造時に金属の釜を使用するため、その際にも微量の鉄系の物質が含まれるという可能性があるからです。
上記の点を踏まえて、弊社では、まつげエクステを外すことを推奨するのみならず、素肌の状態での検査をおすすめしております。
トラブル発生が必定であると断定しているわけではなく、発生しない可能性の方が高いとは思っておりますが、複数の人体実験をすることができないということ、そして他のアイメイク(鉄分を含むマスカラ等)、同じくファンデーション等が付着している場合はトラブル発生の可能性も否めないということから、素肌での検査をおすすめしております。
また、MRI検査の際に、鉄物質以外の物質ならトラブルを生じないという保証はされていないという点からも鑑みて、万が一のトラブル原因疑義要素をできるだけ減らすためにも、MRI検査に臨む際には、まつげエクステを外していただくようお願いいたします。
Q.レーシック手術をする予定(もしくは手術をした)まつげエクステはしてもいいですか?
~ 手術前 ~
A.まつげエクステの施術はお控えください。
まつげエクステを装着している顧客には、手術の数日前までにリムーブしてください。
<理由として以下のことが挙げられます>
- 手術前の消毒時にまつげエクステが外れたり、邪魔になったりします。
- メイクやまつげエクステは、手術中に使用する点眼や麻酔を邪魔します。
~ 手術後 ~
A.顧客の主治医に了承をいただきます。
手術後しばらくは、感染防止のためにも、目に刺激を与えないようにする必要があります。
まつげエクステを施術する際は、顧客から主治医に了承を取っていただきましょう。
疾患治療のみならず、アートメイクや目元の美容整形、また下瞼のヒアルロン酸や脂肪注入等、医療に係わる術前術後のマツエク施術実施判断に関しましては、必ず主治医の許可を得ていただくという点についての徹底を重ねてお願いする次第でございます。
Q.まつげエクステの施術時はコンタクトレンズは外しますか?
A.コンタクトレンズは施術する前に外していただきます。
コンタクトレンズケースやメガネを持参していただきましょう。
コンタクトレンズを装用したままの施術は危険です。
薄目が開いた状態での施術を助長することになり、粘膜部分及び角膜・結膜の露出によるトラブルを生じる恐れがあります。
薄目が開いた状態で施術した場合はグルー硬化時に極微量発生する揮発物質によって、レンズ表面が白く濁ることがあります。
白く濁ったレンズをそのまま使用すると、付着した揮発物質による酸素透過率の低下、結膜(まぶたの裏等)の刺激に起因するトラブルを生じる恐れがあります。
まつげエクステ施術の際は、必ずコンタクトレンズを外すということを常に意識して施術にあたって頂くことがトラブルリスクを未然に防ぐ方策となります。
※松風公式サイト「資料ダウンロード」カテゴリー:まつげエクステお役立ち資料>マツエク関連資料ダウンロード一覧ページ内の無料ダウンロードコンテンツ
「見落とさないで!まつげエクステとコンタクトレンズ」及び『まつげエクステ施術中は「コンタクトレンズ」を外す』においてわかりやすくご説明させていただいております。
是非そちらの資料もあわせてご高覧いただけましたら幸いに存じます。
Q.妊娠中でもまつげエクステをしてもいいですか?
A.妊娠期間中を健康的にお過ごし頂くためにも、装着はお控えいただくことをおすすめします。
妊娠期間中は、体調の変化が起こりやすい時期です。
まつげエクステンションは稀にアレルギーが生じることもありますため、体調の変化が起こりやすい妊娠中にアレルギーになってしまう可能性もございます。
妊娠期間中を健康的にお過ごし頂くためにも、装着はお控えお控え頂くことをおすすめします。
Q.未成年がまつげエクステンション施術をしても問題はないですか?
A.身体・免疫系の発達途上にあり運動量も多いお子様への施術については、お控えいただくのが望ましいかと思います。
まつげエクステの施術には、厳密な年齢制限はありません。
そのため、小・中・高校生などの未成年者への施術を行うかどうかに関しては、サロン側の判断にゆだねられています。
未成年者への施術をお控えいただいた方が望ましい理由として、まつげエクステンション用グルーは、揮発物質シアノアクリレートを主成分として使用している関係上、どのグルーにおいても言えることですが、ごく稀に起こりうる事象であるアレルギー発症の可能性は否めません。
シアノアクリレートに対するアレルギー反応は生じなくても、シアノアクリレート以外の構成成分(増粘剤・着色料)に反応してしまう場合もあるため、トラブル回避のためには、施術事前にお客様の体質・体調を把握するカウンセリングが必須とされます。
また、施術が問題なく行われたとしても、被施術者様ご自身の目元扱い(擦ったり、うつ伏せ寝をしたりの生活習慣等)によっては、炎症が生じる可能性もございます。
小学生・中学生への施術でのトラブル事例についての具体的数値等が出ているわけではないため、一般的見地から申し上げることとなりますが、身体の発達が完成した大人であってもトラブルリスクに充分ご傾注いただかねばならないということも踏まえ、身体・免疫系の発達途上にあり運動量も多いお子様への施術についてはお控えいただくのが望ましいかと思います。
Q.手術をする予定があるのですが、まつげエクステはしていても大丈夫ですか?
A.まつげエクステの装着に関しては、手術内容により異なる場合がありますので、必ず主治医や病院の指示に従ってください。
特に、全身麻酔を伴う手術の場合、麻酔中に目の乾燥を防ぐため、テープを貼ってまぶたを閉じる処置が行われることがあります。
その際、つけまつげやまつげエクステが原因で目を傷つける可能性があるため、事前に外していただくようお願いいたします。
また、手術後にまつげエクステを再装着する際も、必ず顧客から主治医に了承を取っていただきましょう。
Q.まつげエクステを装着した状態で目薬を使用してもいいですか?
A.点眼する際の注意点に気を付けていただければ問題ありません。
目の健康の事も考え適切なご使用をおすすめします。
※充血やかゆみ、目やになどの症状がある場合には、必ず専門医の受診をおすすめいただくようお願いいたします。
※眼疾患の治療中の方におかれましては、まつげエクステの装着をお控え頂くようお願いします。
<点眼時の注意点>
- 装着直後の使用は避けること
- 点眼時:まつげには触れないように
- 点眼直後:まばたきし過ぎないこと
※溢れ出た目薬は清潔なティッシュなどで優しく拭き取りましょう。
最後に
まつげエクステに関するさまざまな質問や疑問にお答えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
お客様の悩みや不安を解決することで、施術の満足度をさらに高めることができます。
正しい知識を持って丁寧に対応することが、お客様との信頼関係を築き、リピート率を向上させるポイントです。
また、新たな疑問や状況に応じて常に知識をアップデートすることも重要です。
何かご不明点やさらに深い情報が必要な場合は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
※本回答は弊社製品に関する内容を含んでおります。
他社製品につきましては、各メーカー様へお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。