松風メディカルVo.7 -まぶたの病気- / まつげエクステの松風

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松風メディカルVo.7-まぶたの病気-

まつげエクステに纏わる目の病気-まぶたの病気-


今回のテーマは、まぶたの病気についてです。
まつげエクステ施術後に「まぶたが腫れてしまう」状態は、まつげエクステのトラブルで報告される事例のひとつです。軽症であっても外見上が変化してしまうため、施術を受けられるお客様は非常に気にされる病気だと思います。
まぶたの腫れの原因は様々ですが、よく知られた病気に「ものもらい」があります。これは俗名で医学的に「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」という2種類の病気に分かれます。また、まぶたの周辺や皮膚に炎症が起きる病気に「眼瞼炎(がんけんえん)」があります。
「麦粒腫」は細菌が感染することによって起こる病気で、「眼瞼炎」は細菌感染以外にアレルギーでも起こります。トラブルを避けるために知っておきたい病気として、「麦粒腫」「霰粒腫」と「眼瞼炎」について解説します。

ここからは眼科専門医の先生にお話を伺います。

まぶたが腫れて痛みが生じる目の病気を俗に「ものもらい」と言いますが、他にも「めばちこ」「目イボ」など地方によって様々な呼び名があるようです。医学的には、「麦粒腫」とか「霰粒腫」というのが正式な名前です。上下どちらのまぶたにもできます。

麦粒腫について

麦粒腫の原因は、細菌感染です。主に黄色ぶどう球菌や表皮ぶどう球菌という細菌によって感染します。
まぶたにはまつげが生えており、その周辺に毛根部の脂腺や汗を出す分泌腺である汗腺、涙に含まれる油の成分を分泌するマイボーム腺というところがあります。麦粒種はこれらの場所に細菌が感染した場合に生じます。毛根部や汗腺に感染した場合を「外麦粒腫」、マイボーム腺に感染した場合を「内麦粒腫」と呼びます。
症状
初めはまぶたの一部が赤く腫れ、触れると痛みます。やがて、痛みが強くなり、膿がたまってきます。外麦粒腫では皮膚側に化膿した白い膿が見え、内麦粒腫ではまぶたの裏側に膿がたまります。
治療
治療には抗生物質や消炎剤の点眼や内服を行います。早めに治療すれば、薬物治療だけで膿が出てこない内に治ることもあります。あまりに化膿している場合は、そこを切開して膿をだしてやれば快方に向かいます。化膿したところが自然に破れて膿が出ることがありますが、膿さえ出てしまえば切開した場合と同じく治っていきます。

霰粒腫について

霰粒腫は、マイボーム腺の出口がつまってしまい、慢性的(ゆっくりとおこるという意味)な炎症が起きて肉芽腫(にくげしゅ)というかたまりができる病気です。基本的には細菌感染を伴わない炎症です。
症状
まぶたの中に腫れや異物感を感じます。本来は細菌の感染がないので強い痛みや赤みもなく、まぶたに触るとコロコロとしたできもの(腫瘤)がある感じがします。しかし、できもののところに細菌が感染することも少なからずあり、この場合は赤みや腫れも強くなります。これを急性霰粒腫と呼びます。
治療
できものが小さければ自然に吸収されることもあるので、経過観察だけでよいこともありあます。しかし、大きい場合は手術で摘出したり副腎皮質ステロイド薬を注射したりすることもあります。急性霰粒腫の場合は抗生物質などで炎症を抑えて、できものが残る場合に切開などを考えます。数は少ないですが、高齢者では悪性腫瘍(脂腺ガンなど)との鑑別が必要なこともあるので注意がいります。

「ものもらい」になりやすくなる原因は?

麦粒腫の原因となるぶどう球菌は、生活圏のあらゆる場所に存在し、皮膚や手指、鼻の中、毛髪など人も保有している常在菌です。皮膚には常に存在する菌なので、どれだけ衛生に気を付けてもなくなることはありません。
感染しやすくなる原因としては、汗腺やマイボーム腺が汚れるなどして分泌が滞る、寝不足や疲れなどで体の抵抗力が低下することなどが挙げられます。
また、最近ではまつげの内側にまで化粧をしている方がいます。マイボーム腺の上にまでメイクをしてマイボーム腺の出口を塞いでしまうと、ドライアイなど他の病気も引き起こす可能性があります。濃い化粧は控えまぶたを清潔に保ちましょう。
麦粒腫や霰粒腫になってしまった場合、触れると腫れが強くなるのでできるだけ触らないようにしましょう。眼帯は腫れを隠す役には立ちますがが、治療効果はありません。眼帯のためにかえって不潔になることもあるので、無理に眼帯をすることはありません。

眼瞼炎(がんけんえん)について

眼瞼(まぶたのこと)にかゆみや発疹、腫れなどの炎症が起こる病気のことを眼瞼炎といいます。まつげの根元あたりに炎症がおこる「眼瞼緑炎」、皮膚に起こる「眼瞼皮膚炎」などの種類があります。
「眼瞼緑炎」には細菌がまつげの毛根・汗腺・マイボーム腺などに感染することによって生じるものと、皮脂腺からの過剰分泌によって生じる非感染性のものがあります。感染する細菌はぶどう球菌が多いとされています。
「眼瞼皮膚炎」の多くは、化粧品・薬品・植物・食品などいろいろな刺激物質によるアレルギー反応によって起こる非感染性のものですが、帯状疱疹ウイルスによる感染で生じることもあります。
症状
原因によって症状も異なりますが、主にまぶたにかゆみや発疹、赤み、腫れなどの炎症が起こります。自然に治る場合もありますが、ひどい場合にはただれやかさぶたなどができます。眼瞼縁炎が重症になると逆まつげができたり、まつげが抜けたりします。眼瞼皮膚炎では皮膚のかゆみ、発赤、膨脹だけでなく水泡ができることもあります。
治療
感染性のもので細菌が原因の場合は、抗生物質による点l眼や内服を行い、ウイルスの場合は抗ウイルス薬を投与します。眼瞼縁炎の場合は眼瞼縁(まぶたの縁)を清潔に保つことが大事です。非感染性のアレルギーの場合は、特定できればアレルゲンを避ける、ステロイド薬などの軟膏を塗る、抗アレルギー薬などの内服を行ないます。

まぶたの腫れ-予防と対策

・まぶたがはれてしまったときは、まぶたを手でこすったり、むやみに触ったりするとますます悪化します。清潔をこころがけましょう。
・抵抗力がよわると細菌に感染しやすくなります。栄養バランスを考えた食事をとり、規則正しい生活をしましょう。
・化粧をするときは、まぶた部分のアイラインを濃くせず、まつげの内側まで化粧をしないようにしましょう。化粧をおとすときは、クレンジングをしっかりと行いましょう。
・まぶたが腫れてしまったときは、まぶたの化粧をやめてください。またコンタクトレンズを使用している人は、しばらく使用を中断してください。
・辛い刺激物、アルコール飲料などの食品は炎症が悪化する可能性がありますので、症状があるときは摂取しないようにしましょう。

注意すべきこと

まぶたの腫れと施術に最も関係があると考えられるのは、アレルギー反応によって引き起こされる眼瞼皮膚炎です。グルーやツィーザーなどの施術用具で、アレルギー反応を引き起こし、まぶたの腫れ痒みなどを訴えるお客様がいらっしゃいます。アレルギーの有無はお客様の体質の問題ですので、施術前のカウンセリングはしっかり行いましょう。
麦粒腫や眼瞼炎は、外部から感染して生じる病気ではありません。したがって、正しい施術をおこなっていれば菌が感染するということはありません。
施術の際は清潔な外衣を着用し、清潔なマスクを使用して施術を行なってください。また、お客様一人ごとの施術前・施術後には手指を洗い、皮膚に触れるツィーザーなどの施術道具は必ず消毒してください。他にもサロン全体に目を配りチェックリスト(別紙参照)を参考にするなどして、継続的に衛生管理を行なってください。
ものもらいは、体調がすぐれないときや、目が疲れているときに起こりやすくなります。体調管理に気をつけることや、まぶたの過剰なメイクをひかえるなど、来店されたお客様が普段の生活で実践できる予防と対策についても、しっかりとお伝えしましょう。
サロン様において、施術後のまぶたのトラブルは、施術が原因と考えられてしまう可能性が高いので、アレルギー反応と衛生面の管理には十分に注意しましょう。本資料が日々の安全なサロンワークの手助けになることを願っております。


(病気説明監修:眼科専門医 医学博士 廣辻徳彦先生)

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