松風メディカルVo.9 -逆さまつげについて- / まつげエクステの松風

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松風メディカルVo.9-逆さまつげについて-

まつげエクステに纏わる病気-逆さまつげについて-


逆さまつげとは、本来ならば外側に向かって生えているはずのまつげが、内側の目に向かって生えている状態のことです。そのため、まつげが目に当たったり、こすったりするなどして、慢性的な痛み、異物感などを感じます。たとえ抜いたとしてもまた同じところに生えてしまうため、厄介で煩わしく悩んでいる方も多いと思います。
 
対策としては、病院に行き治療してもらうしかありませんが、時に、まつげエクステが逆さまつげの矯正に役立つというご意見を拝聴することがあります。
人工まつげは、カールが上向きに曲がっているため、逆さまつげに付けると幾らかの矯正効果になると一部で言われています。
しかし、カウンセリング時に逆さまつげを相談された、又は見つけた場合、
『エクステでの矯正を勧めるのではなく、まずは眼科医にご相談いただく』
を松風は基本的な見解としております。お客様のリスクを考えた時、逆さまつげの施術は正しい判断とはいえないからです。
リスクとして、
・お客様自身がすでに角膜炎や、結膜炎などの眼病を患っている可能性があること。
・逆さまつげがきつく内向いている場合は矯正不可能。
・まつげエクステに加えて、さらに別の矯正を施さなければならない場合もあり、自まつげの多大なダメージに繋る。

などが挙げられます。また、逆さまつげは、まぶたやまつげ毛根部の異常によるものです。まずはお早めに眼科医にご相談頂くことが大切です。

ここからは、眼科専門医にお話を伺います。

■逆さまつげについて
逆さまつげとは、通常外側に向かって生えるはずのまつげが、内側に向いて生えている状態のことで、上まぶた、下まぶたどちらにも生えてきます。まつげが眼球に接触するので、放置しておくと角膜や結膜などを傷つけて、さらなる病気を引き起こす恐れがあります。
専門的には、『眼瞼内反症』・『睫毛内反症』、『睫毛乱生症』などと呼ばれています。どれもまつげが内を向くのは同じですが、それぞれ違うものです。
症状
眼痛、涙が出る、ゴロゴロとした異物感、まぶしさを感じる、充血、目ヤニが多く出るなどという症状があります。 まつげが角膜や結膜に当たって傷を作るため、角膜炎や結膜炎などを引き起こします。

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)・睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)

内反症とは、まぶたの異常によってまつげが内反(内に向く)する状態のことです。先天性と後天性によるものがあります。 まぶたの状態で、眼瞼内反症と睫毛内反症に分けられます。
◆ 眼瞼内反症
まぶたが内側にまくれ込んでしまい、まつげが眼球に向いてしまう状態のことです。先天性のものと、後天性のものがあります。後天性で最も多い高齢者の人によく見られる加齢性の内反症は、目の周りにある筋肉(眼輪筋)の筋力低下や瞼板というところについている腱膜の断裂によるまぶたのたるみが原因です。加齢以外の原因には、病気や外傷などの瘢痕(傷跡)によるまぶたの変形や、まぶたの痙攣などがあります。 眼瞼内反症は、まぶた全体が内向くために、まつげが揃って内側に向くことが多く、多数のまつげが眼球に接触することになります。
◆ 睫毛内反症
まぶたの皮下脂肪が多く分厚いために、まぶたがまつげに覆いかぶさる形で内反している状態です。まぶたの一部が軽度に内向きになっている場合もあれば、まつげのみが眼球に向いている状態のときもあります。先天性のもので、乳幼児や小児に起こりやすいです。 子供の顔は、鼻柱が低く頬がふっくらとしており、頬と一緒に下まぶたが盛り上がってしまうため、下まぶたの目頭あたりに内反が起き易くなります。成長して自然に治ることもあります。

睫毛乱生(しょうもうらんせい)

まぶたは正常な位置にありますが、まつげ毛根部やその周辺で炎症などが起き、まつげが不規則な方向に生えてしまう状態です。逆さまつげの本数は、複数の場合もあれば1、2本と少ない場合もあり、まちまちです。

逆さまつげの治療

・逆さまつげが少ない場合は、ピンセットでまつげを抜きます。しかし、また同じ場所に逆さまつげが生えてくるため、一時的な治療にしかなりません。また、自己の判断でまつげを抜くのは、炎症をおこす原因になります。自分でまつげを抜く際は、必ず医師と相談してから行ってください。
・逆さまつげが生えないようにするために、電気の針で毛根部を焼く、冷凍凝固やレーザーなどの治療法もあります。
・乳幼児に起きる睫毛内反症の場合は、自然になおる場合があるため経過観察し、傷がある場合は点眼薬を使用することもあります。しかし5~6歳になっても治らない場合や、症状が強いときは手術を考えます。
・眼瞼内反や睫毛内反の症状が強い場合は手術を行います。まぶたの皮膚を一部除去して縫い合わせる方法、加齢性の場合は切断した腱膜を再建する、眼輪筋の一部を切除するなど、症状に応じた手術を行います。

トラブルを回避する

逆さまつげの人の中には、まつげが常に眼球に触れている状態が日常化し、馴れてしまっているために、眼球を傷つけてしまっていても自覚症状がない場合があります。 すでに、目が傷んだ状態で施術を受けられ、後になって目の傷に気付き、まつげエクステが原因ではないかと誤解を招くことも考えられます。余計なトラブルを回避するためにも、エクステをお控え頂き、まずは病院に行かれるようご説明しましょう。
(病気説明監修:眼科専門医 医学博士 廣辻徳彦先生)

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